深き海より蒼き樹々のつぶやき

Sochan Blog---深海蒼樹

久しぶりに夜が明ける前の空気を吸った

ほんとにどうでもいい話すぎるんだけど、今朝、出発の早いお客様の見送りのため早起きをした。どれくらい早起きだったかというと、午前4時に起きた。もちろん、そんな時間にふと眼が覚めることはある。特にトイレに行くためにとか、一瞬だけ目が覚めてスマホ…

助手席には

今日はたっぷりと買い物をしてきた。スバルVXの後部座席はフラットに倒されて、屋外用の物干しセットと僕の自室用の組み立て式背もたれ椅子の大きめのダンボールがふたつ載っている。 収まりきらない金属製竿竹の先っぽが助手席にまで伸びている。シートには…

4月になれば...

さていったい4月になれば...ぼくはなにをどうするつもりだったんだろう? この冬が終われば... 春になって暖かくなれば... 4月になれば...なんだっていうんだったろう? 情けないことにそれすら覚えていない。毎年毎年新年を迎えるたび、季節が変わるたび、…

外は暖かく晴れているというのに

昨日たてた予定では、朝いちばんに車庫から夏用タイヤを引っ張り出してきて車に載せ、馴染みのディーラーに行ってタイヤ交換をしてもらうはずだった。 けれど、時計の針は午後をとっくに過ぎて3時に近づこうとしている。別段急な用ができたわけでも予定変更…

なかなか春が来ない

毎年のことだけど、3月に入ってからが焦ったい。寒の戻りだとか三寒四温なんて言葉があるくらいだから、3月とは昔からそういうもんなんだろう。とは思うものの、それにしてもなかなかに春が来ない。 このあたりでは、お水取りが済むまでは慌てて冬用タイヤを…

PERFECT DAYS - Days of HIRAYAMAを観た話

ヴィム・ヴェンダーズ監督、役所広司主演の映画、「PERFECT DAYS」を観てきた。その感想というわけなんで、ネタバレがイヤな方は読まない方がいいかもしれない。 まずは、ヴィム・ヴェンダーズ監督のことを思い出してみよう。「パリ、テキサス」は不思議な映…

豊岡劇場のシニア会員になる

ありがたいことに、車で1時間ほどのところに映画館がある。それのどこがありがたいのかわからない人は、きっと映画館に恵まれた人生を送っているということだ。昨今地方における映画館は減少の一途をたどっている。東京以外の日本のあらゆる地方においても…

2019年に直指庵を訪ねた話ーもしくはあの日キミが着ていたセーターについて

この前に嵐山を訪ねたのは、2019年の12月初旬のことだった。ずいぶん久しぶりの嵐山訪問だったと思う。少なくとも10年以上は間があいていただろうか。 40年ぶりと言っていいくらいご無沙汰だった直指庵にも立ち寄った。天龍寺が建つあのにぎやかすぎる道を渡…

そんなに身構えることはないーどうせ大した文章でも大した日々でもないのだから

なんだかね、1週間ほどブログをあげてないと「あぁまずいな」なんて一応は思うんだよね。別にこれで食ってるわけでもないし、待ってる読者がいるわけでもないのに。「あぁまずい、まずい。書いてないわ」なんて頭にはあるんだけど、結局書かない期間が週単…

そろそろ2024年の抱負を考える

そもそも今年の抱負なんてものは、前の年のうちに考えておくことなのかもしれない。それはそうなんだけれど、今年の抱負なんて今年になってからじっくり考えればいいやと思っていたら、新年からいろんなできごとが起きすぎて頭も体も心もいろんなものがおっ…

どうもボケはじめたかもしれない

それは先日の病院での出来事だった。採血と検尿を終えて心電図測定の順番を待っている間、まだまだ呼ばれそうにないのでスマホを手にしようとした。 「ん?どのポケットに入れたっけ?」 すべてのポケットを探り終えた僕は、はたと考える。 「車に忘れてきた…

書くのか書かないのかはっきりしろよって話

2024年の幕開けは、能登沖地震や羽田空港滑走路での追突炎上事故、秋葉原での殺傷事件などなど、予想もしていなかったことや目を覆いたくなるような惨事がつづいた。私的にも年末には思いもかけないライフイベントが発生して、新年も半月が過ぎたというのに…

なんだかんだ結局やっぱり若冲という話

11月に 相国寺承天閣美術館 「若冲と応挙」第I期応挙『七難七福図巻』 細見美術館 開館25周年記念展I期「愛し、恋し、江戸絵画ー若冲・北斎・江戸琳派」の、ふたつの美術館を一日でハシゴした。 相国寺の承天閣美術館では全期通して、若冲の『動植綵絵』が展…

5年ぶりに電車に乗った話

先日、見たい展覧会があって京都市内に出かけてきた。ぼくは兵庫県北部に住んでいて、とても鳥取が近い。鳥取砂丘の馬の背にのぼったことも5回以上あるはずだし、鳥取イオンにもよく買い物に行くし、僕の財布の中には鳥取の店のスタンプカードがたくさん入…

バス停にて(父娘の風景)

お盆の繁忙期が過ぎてほっとひと息といったところで、ぼくにしては珍しく早番シフトがつづいた。7時始まりのシフトだ。猛暑とは言え、いくぶんまだ涼しいと感じる朝のうちに出勤できるのはありがたい。夜の暑さに寝つけずに、あくびを押し殺しての出勤であっ…

EAさんよ、ちょっと待て

シーズン17では初のプラチナを通り越してなんとダイアランクに到達した、還暦を迎えたエーペクサーとして、ひとことEAの運営に申し上げたい。 おい、またいちから振り分けマッチするんかい! しかも、前回より全然いい成績なのにまたしてもルーキーIIIスター…

還暦APEXerついにプラチナに到達する

先日、やっとプラチナに到達した。コロナ禍の休業のおかげで時間がたっぷりあり、来る日も来る日もひたすらSwitchで戦っていたあの頃ですらゴールド止まりだった僕が、今回のシーズン17、マスターが大量発生して盛りやすいシーズンとは言われているものの、…

還暦祝いはまた今度

妻がこの日に休みとれる?と聞いてきた日は、あいにく都合が悪かった。僕がそう答えると、「じゃあまぁ、いいか」と、妻はひとりで納得したようだった。 後日届いた娘からのLINEの内容と照らし合わせると、どうやら僕の還暦祝いを目論んでいたらしい。しかし…

キミはジャイアントパンダを見たか?---キミはカモノハシを見たか?番外編

タロンガ動物園に到着したぼくが真っ先に探したものは、カモノハシの定休日の告知だった。どこかに『本日カモノハシはお休みです』というINFORMATIONのボードがないかをチェックしたのだ。動物園の休園とは別に、特別な休暇がカモノハシに設けられているのか…

祈るくらいはさせてくれって話

21時を過ぎた頃のことだった。つい数時間前に、「また明日」と元気に挨拶をして帰っていった部下から、勤務中の僕に緊急の電話がかかってきた。 彼女は努めて冷静に事態を受け止めようとしているように思えた。もしくは、急展開の出来事にただ圧倒されて受け…

キリンジの「エイリアンズ」にハマる

もともとのきっかけというのは『チグリモちゃんねる』だった。 www.youtube.com 森口英次さんこと、いや、ちがう、じいえさんこと森口英次さんがやっているYouTubeチャンネルでこの曲が取り上げられたのがきっかけだった。 じいえさんは、現在55歳以上の方に…

還暦APEXerの現状報告

APEXというゲームを始めてどれくらいの月日が経っただろうか? 前にも書いたように僕がこのゲームを始めたのは、Switch版のリリースがあってからのことだ。確認してみたらリリースは2021年の3月21日で、僕が始めたのはリリースに遅れること2ヶ月の5月14日…

60歳にして悶絶する自分に笑った

来月には満を持して60歳になる。うん? 満を持してるんだろうか? なんの準備も心づもりもないまま、ただただ60年間死ななかったことの結果として60歳を迎えるってだけのことだ。でも仕方がない。今までだってそうやって年齢を重ねてきたんだし、来月の60歳…

自分を見返してやれ

ここのところ一人暮らしがイヤだという若者の事案につづけて遭遇した。 ひとりは都会での就職が決まっていたのにそこでの一人暮らしがイヤで親元に残ってバイト生活を送っているという。もうひとりは、入社日にやってきたものの翌日から出勤してこなくなった…

僕と村上春樹と中学2年の娘へのクリスマスプレゼント

最初に、村上春樹なる作家を村上春樹と呼ぶべきか、村上春樹氏と呼ぶべきか、はたまたいち面識もないんだけど、村上春樹さん・村上さん・春樹さんなどと呼ぶべきか、一応はいろいろと考えて迷った挙げ句、村上春樹と敢えて敬称なしで書くことにした。 なぜ、…

リソースは有限であること、もしくは、優先順位の変更

もうすぐ60歳になる。それは生き続けていれば当然迎えるべきものだ。20歳がそうであったように、区切りの悪い47歳だってそうだった。何が言いたいかというと、生まれて20年間生きたら20歳、47年間生きたら47歳。だから、60年間生きたら60歳になる。いたって…

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』

夏休みも後半にさしかかった昼さがり、中学3年生になる娘と僕は、冷蔵庫でよく冷やした残り少ない麦茶を、お互いに渋々ながらも分け合って仲良く台所で飲んでいた。 「そうそう、お父さん、あの本読んだよ」と、出しぬけに娘が言った。 なんの本のことを言っ…

とりあえずここに引っ越すかな

とあるサーバーを借りてブログなんてものを10年以上やってきた。ただ、ここのところhttps化だとかいろいろあってよくわからなくなってきたのと、ひょっとしてあまり読まれてなくない?ってことで、引越してみることにした。 もともとが面倒くさがり屋なので…

ChatGPTがやってきた

GPT3の騒動も落ち着かないうちに早くもGPT4が一昨日にはリリースされて、界隈はさらにGPT一色に染まっている。といった感想を持つ今日この頃です。 まぁ、素人のぼくが言えることなんてあまりないんだけれど、なんだかこのお祭り騒ぎが楽しい。この騒動を「…

1年の締めくくりというか、1年の始まりというか、また見たキミの夢について

「お義父さんの中学生や高校生の頃の写真ぜひ見たいですね」 と、娘と先月入籍したばかりのある意味ピッカピッカの娘婿が、大晦日のご馳走をたらふく食べて飲んだ赤い顔で言った。 本気なのか話の流れからの義理なのかはわからない。だけど、そう言われて、…