深き海より蒼き樹々のつぶやき

Sochan Blog---深海蒼樹

2015-01-01から1年間の記事一覧

加藤はいね、そろそろ彼ができたと白状してくれ

新たな投稿があるとすれば、クリスマスに違いないと予想はしていた。けれど、彼女の新作を心待ちにする僕らの期待は、イヴの夜には裏切られた。しかし、クリスマス当日の早朝、それはまるで枕元に置かれたクリスマスプレゼントのごとく、僕らのつるしっぱな…

プログラムが書けないあなたへ、プログラムが書けない僕からのヒント

僕がプログラミングできない理由 — 「まずは、言葉にしてみましょう」の意味を書いたのは、2014年の3月のことだった。ということは、今が2015年の12月なので、その間に流れた時間は1年と9ヶ月ほどだということになる。これは、少し驚きだ。あれから、もっと…

冬の空と負け犬の遠吠え

この兵庫県北部という土地にやってきて、早くも15年が過ぎていった。元々は、大阪生まれ大阪育ちの僕は、いまだに自分が兵庫県民であるという自覚がない。というか、自分が住んでいるところが兵庫県だということに、時々自信がない。 その理由のひとつは、元…

なにかを成し遂げたいなら---才能、情熱、持久力、好きという感情---僕になかったもの

またしても、どうでもいい話を書こうとしている。そういう自覚は、まだしっかりともっているつもりだ。これから書こうとしていることが、自分にとっても他人にとっても、さほど有意義なものでないことは、多少なりともわきまえているつもりだ。 だったら書か…

『職業としての小説家』に、懐かしい村上春樹を見た

なんだかひどく寒いなと思ったら、今日からもう10月になったんだった。飼い猫が、いつもより切実に鳴いて、身をすり寄せて暖を取ろうとするのも無理はない。 我が家から旅立った娘は、今日から後期授業に入るらしいし、そう言えば、あんなにも鼻についた金木…

ルーシー・リーの不意打ち(Casa BRUTUS 10月号)

せっかくはるばる来たのに欲しいと思うものがないのが口惜しくて、僕はすでに見た棚に戻ってもう一度丹念に背表紙を目で追った。そして、これはと思うものは、棚から出して手にとって目次を読んだり、ページをぱらぱらとめくってみたりもした。けれど、なに…

村上春樹『風の歌を聴け』の英訳本発売

There's no such thing a perfect piece of writing. Just as there's no such thing as perfect despair. 以前に書いたように(『風の歌を聴け』の第1章について)、村上春樹は『風の歌を聴け』の英訳版を以前に日本国内で出版していたにもかかわらず、その…

WONDER(ワンダー)ー単純かつ複雑で、嫌悪しながらもたまらなく愛おしい世界について

この本は、分類するなら児童書になるらしい。もちろん、こういった分類に意味がある場合もあれば、ない場合もある。児童書とは、その読者を主に子供たちと想定して書かれた本だと僕は解釈している。もしくは、子供でも容易に読める文章で書かれた本であると。…

52歳になりました

ほんっとうに、どうでもいい話だよね。 とか言いながら、ここのところ全然書けてないこともあって、とにかく無理矢理にでも書いてみようと、自らの誕生日をネタに書くことにした。 1963年 大阪府茨木市に生まれる 2015年現在 兵庫県北部に住む って、生まれ…

スガシカオの『そろそろいかなくちゃ』にグリップされた日々

またしても、唐突に、今はこの曲にはまってるんだよ、と、語ってみたくなったのが、スガシカオの『そろそろいかなくちゃ』だ。 スガシカオ本人には失礼かもしれないが、『夜空ノムコウ』をSMAPに提供してブレイクした頃、僕は彼に大して興味がなかった。天の…

スタバが本当に鳥取にやってきた(らしい)

スタバが日本で唯一ないのが鳥取県だとか、遂にスタバが鳥取に出店するとかしないとか、出店するっていう情報は実はデマだとかデマでないとか、平井知事が『スタバはないけどスナバはある』って言って、本当にスナバ珈琲なんていう喫茶店ができたりだとか、…

重症急性膵炎(10)---僕の現状

久しぶりにこのタイトルで書くということは、そうです、通院日だからです。本来なら一昨日が通院日だったんだけれど、今回は1週間延期してもらった。

音楽が途切れたあとの静けさの中で

今日は朝から、溜まりに溜まったRSSの記事を処理していた。興味の薄いものはスルーして、興味のあるものはサイトを開いて目を通す。更に、あとあと見返すかもというものは、POCKETに保存する。 面倒ではあるのだけれど、楽しみでもあるし、楽しみではあるけ…

4月の朝、僕はまた動きだす

今年に入って、バタバタといろんなことが起こった。あらかじめ予定に組み込まれていたこともあったし、いつかはそんな日が来るだろうと思いながらも、誰にもそれがいつかを言い当てることができないようなこともあった。そして、いつも以上に僕は打ちのめさ…

『羊と山羊をめぐる冒険』に出る前に---羊と山羊の見分け方

2015年も早いもので2月が過ぎていこうとしている。そんな中、僕には気がかりなことがあるのだ。 それは、今年(2015年)の干支がひつじだと知ったときから、漠然と僕の頭のなかに浮かんでいた素朴な疑問である。 「ん?2015年の干支は羊なのかぁ…ふーん、羊…

真夜中の風呂場で、頭を洗っていたら、誰かが僕に囁いたんだ---僕の「ありがとう」とあなたの「ありがとう」、もしくは、僕の「ごめんなさい」とあなたの「ごめんなさい」について

別段、なにかを考えていたわけではなかった。深夜遅く、風呂場で髪をごりごり洗っていたときに、それはふとやってきた。 恥ずかしながら、50歳も過ぎて今更?ってくらい、おっとりとそいつはやってきたのだった。

『村上さんのところ』にメールを送ってみた

村上春樹さんがあなたの質問に答えますという謳い文句で、新潮社が、村上さんのところというサイトを立ち上げた。期間は、2015.1.16.-31の、半月間ということだ。 新潮社のサイトには、村上春樹氏が、わざわざこう書いている。 僕は送られて来たメールにひと…

おかげさまで、ブログをはじめて2年が過ぎたので、やってみたかった、年間アクセスランキングを発表します

まぁ、どうでもいい話ではあるのだけれど、2012年の11月にこのブログをはじめて、なんとか2年あまりが過ぎたことになる。 相変わらず、何かに特化したわけでも、なんのためのブログというわけでもなく、単に、このブログ主である『深海蒼樹』の好き勝手な文…