さていったい4月になれば...ぼくはなにをどうするつもりだったんだろう?
この冬が終われば...
春になって暖かくなれば...
4月になれば...なんだっていうんだったろう?
情けないことにそれすら覚えていない。毎年毎年新年を迎えるたび、季節が変わるたび、月が変わるたび、呪文のようになにかを先延ばしにして、新たな日々が来るだけでなにかが変わってくれるなんて人まかせな期待をしている。
そろそろ気づけよ。動くのは自分だ。季節が変わろうが、これから何度新しい春を迎えようが、ぼくが動かないかぎりなにも変わらないしなにも始まらない。
「4月になれば...」だって? 目を逸らしたって仕方ない。とっくに4月になっていることをぼくは知っている。
「5月になれば...」って言い出さない前に、そろそろいかなくちゃ。