久しぶりにこのタイトルで書くということは、そうです、通院日だからです。本来なら一昨日が通院日だったんだけれど、今回は1週間延期してもらった。
その理由のひとつは、娘の大学の入学式がその日にあたったから。もうひとつは、なんだかまた太りすぎていて少しでも時間を稼いで体重を落とそうと目論んだのと、体重増加とその原因である暴飲暴食による検査数値の悪化が目に見えていたので、これまたとにかく時間を稼いで体調を整えようと思ったのだった。
結局、入学式は、行ってもほとんど娘と会えないみたいだし、往復8時間かけてまで車で往復する値打ちを見いだせなかったのと、一番には、「別に来なくてもいいよ」と娘に言われて、行ってない。
まぁ、「来てほしいな」って少しでも言われりゃ、往復8時間であろうが、10時間であろうが、頑張って行ってしまうんだけど。心優しいわが娘は、父親の体調をおもんばかってか、「来なくていいよ」という苦渋の選択をしたらしい。
そして、もうひとつの理由である、増え続ける体重の問題なんだけれど、ひょっとしたら、完全に手遅れかもしれないと半ばあきらめ、せめてこの1週間だけでなら頑張れるんではないかと思う気持ち半分といった感じで、僕の耳には天使と悪魔が交互かもしくは左右同時に囁きかけ、時には僕の頭の上で彼らが喧嘩をしていたりする。
個人的には、この半年というか、今年に入ってからはいろいろとストレスの貯まることが重なった。
それでも、先日4月の朝、僕はまた動きだすというエントリーを書いたように、なんとかヤル気が出てきたような気になったのだった。
今年になって初めて、運動をしてみようという気持ちになって、サッカーボールを蹴りにひとりで出かけた。このあたりは雪が積もるようなところなので、冬場には一気に運動をする気力が萎えるのだけれど、それにしても、長らく体を動かすということから遠ざかっていた。
そして、翌日には、気まぐれから昼食を抜いてみたら、一気に1.5kgくらい落ちたのだけれど………、すぐに戻るわけだよね、こういうのは。
体が重いのは、純然たる太り過ぎのせいで、決して体調が悪いわけではない。とは思いながらも、決して、体調がいいという実感もない。疲れが顔に出やすくなった気がするし、瞼がすぐに二重にも三重にもなってしまい、職場でよく笑われるし、かなりマシにはなってきたけれど、耳が聞こえにくいときがあったりする。どちらも、加齢による単なる老化だといわれれば、それまでだけれど。
正直、なにかがあっても、それが、重症急性膵炎という病気をしたせいなのか、それとはほぼ関係なく加齢のせいだったりするのかが、判断しかねる。
それにしても、このシリーズでは体重増加の話と、これから半年で体重落とすぞという話の繰り返しだ。我ながら、情けない。有言不実行の極みだ。
ただ、言えることが、と言うか、わざわざ『重症急性膵炎』というキーワードでここを訪れてくれた同病の人たちに言いたいことが、ある。
心配しなくても、食べられるようになる。僕みたいにしっかり太れるくらいに。けれど、あなたが病気以前には太りすぎていて、病後の今の体重をキープしたいと思うなら、十分に用心する必要がある。
誘惑は多い。以前のあなたの姿を知っている人々は、どうしても今のあなたが不健康に痩せていると思えてしまい、食べられるなら食べろ食べろと、家畜に餌を与えるがごとく心優しくいろんな食べ物を与えようとしてくれる。あなただって、それをいちいち断るのは辛い。
けれど、油断するべからず、なのだ。一旦緩んでしまうと、なかなかその気持ちを引き締め直すのは難しい。あなたが体重を落とせたのは、あくまでも、病気のおかげなのだ。(これは、ほとんど自分に向かって言っている)
僕は、元気です。ボール遊びをして、芝生の上を走り回れるし、食べようと思えば、肉だって油物だってがっつくことができる。でも、その結果が、今の僕です。なんだか、ひどく間違ってる気はする。こんなはずじゃなかったと言うか。
とにかく、来週はいつもの血液検査と造影剤なしのCT検査です。CT検査は心配することないにしても、血液検査は心配です。なんせ体重減らせてないからね。←結局、これしかない。
結果は、また次回。