奈良美智が、自身のブログで、森田童子の『たとえばぼくが死んだら』を少し変えて、載せていた。
全文を見たい方は、こちらをどうぞ。奈良さんのブログページです。
奈良さんのブログに載せられた歌詞にしろ、森田童子のオリジナルの歌詞にしろ、僕が不意を衝かれたフレーズ、冒頭の一節は、こうだ。
たとえば僕が死んだら
そっと忘れてほしい
淋しい時は ぼくの好きな
菜の花畑で 泣いてくれ誰もが、誰かに自分のことを覚えてほしいと強く願うはずのところを、頭から、忘れてほしいと、きみは歌う。
なんだか、その潔さが妙に見事に突き刺さったのは、僕が未練がましいせいだろうか。そして、もうひとつ、心にひっかかった一節。
たとえば マッチをすっては かなしみをもやす このぼくの 涙もろい 想いはなんだろう僕も、知りたいよ。
加えて、僕は、なぜに、こんなにも涙もろいのか?だから、もう一度、唄っておくれ。
このぼくのそして、
涙もろい
想いはなんだろう
ぼくが死んだら
そっと忘れてほしい