深き海より蒼き樹々のつぶやき

Sochan Blog---深海蒼樹

いつの間にやら2022年になっていた話(1)

別に今日の今日まで年が改まったことにすら気づいてなかったなんてわけではない。さすがにそこまではボケていない。はずだ。
 しかしながら、ボケてはいないはずなんだけれど、さてたまにはなんか書こうかと自分のサイトをふりかえってみたら、今年に書いたものがなにひとつないじゃないか。少し前の記事に、『2021年の抱負』なんてのがあるのに『2022年の抱負』って記事がないのはなぜだと考えたら、今年になってひとつも書いてなかっただけのことだった。まぁ、「あぁそうか、そりゃそうだ」という納得感は半端なくて古臭い芝居のように思わず手で膝を打ちそうになったくらいだ。

 今日は2022年の6月だ。まぎれもなく。もはや2022年も半分近くが逝ってしまわれた。あと半年あまりしか残ってない6月にもなって今年の抱負なんて間抜けなことを言い出すわけにもいかない。何度も言うけれど、そこまでボケてはいない。おそらく。
 では、すでに逝ってしまった2022年のこの半年からブログを更新していなかった1年間をどんな風に過ごしたのかを語ろうと思う。ひとりごととして。

 まずは、いいことから語ろう。3月の頭からはじめた体重管理が今のところなんとかうまくいっている。
 10年前に重症急性膵炎を患って以来、体重管理はもっとも大きな課題だった。というか、あれよあれよと10年が経つうちに、ついに10年前の体重さえも越えてしまっていた。ほんと、月日は恐ろしいと言うか、自身のセルフチェックの杜撰さが恐ろしいと言うべきか。
 前々回の通院日、主治医との会話の中で、高血圧や肥満の原因は①加齢②膵臓が壊れているから③体重管理(食生活)が杜撰だからというどれかひとつというわけではなくて、それらが全部からまって加速度的に悪くなってきている。状況としては。
 で、主治医が言った。「まぁ、このなかであなたがなんとかできるのは食事制限だけです」と。
 そのとおりだよね。加齢を止めるわけにも、なくなってしまった内臓がいつか生えてくるわけもなく、ぼくにできるのは体重管理でありそのための食事制限くらいしかない。おそらくは、この10年間ずっとそんなことを主治医から言われていた気もするんだけれど、このときはなぜかすごく身にしみたというか、腑に落ちた。
 そりゃそうだわな。と。
 細かいことは端折るけれど、3月4月で6㎏から7㎏体重が落ちた。4月からは従業員食堂での揚げ物の多い食事をやめて、自作の弁当を持参することにした。それもいまだにつづいている。社内では『愛妻弁当』という誤報も流れたようだが、あくまでも自作弁当だ。自慢していいのかどうかはわからないけれど、時には早起きしてだし巻き卵を焼き、時には仕事を終えて深夜帰宅してからだし巻き卵を焼いている。うん、ほぼ毎日焼いている。だって、卵が好きだし。
 5月のGW明けの通院日、主治医からも循環器科の先生からも血液検査の結果、久しぶりに全部グッドをいただいた。二人ともから、「どうしたん?」って訊かれたんだよね。こんなに体重を落としたのに見た目は変わってなかったらしい。その後、仕事もどんどん忙しくストレスも増していっているんだけれど、なんとか体重はキープできてる。できればもう少し減らしたいんだけど、なかなかこの大きな壁が越えられない。でもあきらめているわけでもない。
 というのが、一番のいい話。

 自転車はそこそこって感じ。たぶんだけど、もうレースに出ることはないかな。もしもあるとしたら岡山の100㎞レースくらいかな。サーキットを走るやつ。順位とか「オレ、速いやろ!」みたいなのには興味がなくなった。自転車とかの機材に金をかけようって気持ちも同じくなくなった気がする。あくまでも健康のために走るって感じで緩くつづけて行けたらいいと思っている。
 あえて、しんどいと思うほどには追い込まなくていいかなと。また、失神して倒れてもまずいし。失神だけが怖いわけではなくて、そろそろ車もそうだけど、運転自体が老化によって下手になってるような気がする。下手になってるというか、もろもろ反応が遅くなってる。どうしようもない部分での運動機能の低下というか、認知の低下というか、まぁ年齢とともにそれなりにいろんな意味で低下してきている気がする。だから、あえてはいいかな。あえて、誰かと競う必要ないかなと思いはじめている。

 たぶん、つづく