深き海より蒼き樹々のつぶやき

Sochan Blog---深海蒼樹

第9回おかやまエンデューロに出た話(1)

 昨年につづいて、2回めの出場。今回もアタック100を選択した。どうしても出場者がアタック100に偏るのも仕方ない気はする。
 だって、男子は180kmエンデューロか、女子は150kmエンデューロ。時速30kmを維持できたとしても、制限時間6時間の設定でいくと、無休憩(ピットインなしという意味)で6時間走りっぱなしは、あまりにつらい。そして、貧脚な僕にはあまりにも無謀すぎる。
昨年だってなんとか完走はできたものの、制限時間的にはギリギリとまでは言わないけど、ギリッって感じだった。そしてなによりも、レース中とレース後の攣りと筋肉痛にどれだけ苦しめられたことか。
 なので、今年もアタック100一択です。

 さて、おかやまエンデューロの簡単な紹介です。来年の第10回大会以降もろもろ変更もあるかもしれませんが、第8回、第9回大会、僕が出場した感想と情報です。
 当日の大会スケジュール・タイムテーブルにそって書いていきます。

開門(ピット開放・選手受付) 5:30〜

 昨年が6時半くらいの到着、今年は少し早くて6:15到着くらいだったけど、どちらもCパドックの駐車場に入れた。
 ここ2年の経験で言うと、だいたい6時半から45分くらいまでに会場入りするとCパドックの駐車場が利用できると思う。それ以降だと、そこよりも遠い駐車場になるかな。遠いと言っても、バイクに乗って移動するなら苦にならないけど、荷物なんかを運ぶとなるとちょっと…って感じです。
 どうしてもピット近くに駐車したい方は6時までには入らないと無理っぽいです。
 Cパドックの駐車場の場合、ピットやコースに出るためには、ブリッジ(コースをまたぐ渡り廊下みたいなもの)を通らなければならない。細かいことを言うと、Cパドックの駐車場側の出入り口は短いスロープなので、自転車を押しながら出入りできる。ブリッジの中は狭いので仲間と話に夢中になっていると思わぬ衝突もあるので気をつけましょう。そして、ピット側の出入り口は階段になる。下るときはバイクシューズが滑らないように気をつけ、上るときはレース後だと足が攣って踏ん張れなくて苦しむことがある(去年の僕です。後ろの人が優しい人で、「ゆっくり行きましょう」と声をかけてくれてうれしかった)。そして、階段はバイクを担いで上り下りするので、変なところを階段のステップや手すりにぶつけないように気をつけてください。特に、僕と同じ重たいバイクの方は要注意です。
*それと、サーキットへ向かう一般道で、今年は大きな鹿が道のほぼほぼ真ん中でお亡くなりになってました。そういったこともあるということを頭に入れて、特に会場に向かうときには急ぎたい気持ちを抑えて安全運転を心がけましょう。
 (僕は日々の通勤でも鹿が普通に出没するような地域に住んでいるため、路上に鹿がいようが猪がいようが、狸やイタチがいようが驚かないけれど、そういう環境じゃない人にとってはあの鹿は衝撃的だったのではないかと思った)

ロードレース講習会 7:45〜

 はじめての方、マトリックスチームのファンの方はぜひご参加ください。特に真鍋さん、向川さんのファンの方はレース参加者でなくても必見です。
 ちなみに、はりちゅうとおかやまと毎回参加していますが、だいたい同じことを言います。大切なことはそんなに変わるわけがなく、それでいいのです。そして、スポーツサングラスをした真鍋さんを見ながら、たまにはコブクロの曲を歌ってくれないかなぁと期待していたりするんだけど、コブクロの黒田くんを連想しているのは僕だけなんだろうか?

試走 8:00 - 8:45

 さて、コースに入ります。
 そして、ここで大切な情報です。今更ですが、おかやまエンデューロの会場は、岡山国際サーキットです。元々は、カーレースのために作られたサーキットです。まぁ、これも今更何を言わんとやといった感じですが、意外と大事なことなのです。
 なぜかと言うと、カーレースなどの元来の目的で使用される場合と、我々チャリダーが使用する場合では走行する向きが違うのです。
 すごく簡単に言うと、僕らチャリダーコースを逆走します。
 だから、コースをYouTubeなんかで予習する場合には気をつけてください。自動車レースではなく、きちんと自転車レースの動画を見ないとせっかくの予習がアダになってしまいます。そして、加えるなら、我々チャリダーが最初に向かうコーナーは、『最終コーナー』です。もうなんだかわけがわからなくなるよね。呼び方は適当でもいいけれど、とにかく本来のカーレースとは逆向きにコースを走るということだけは理解しておいてほしい。(ほぼ、去年の自分にむかって言ってる)

 岡山国際サーキットを初めて走る方、もしくはサーキットを初めて走る方は思う存分走ってください。もちろん、原則、速い人は右側レーン、遅い人は左側レーンです。レーンと言っても線がひかれているわけではないのであくまでも目安、心がけといったところですが事故のないようケガをしないためにも、お互いに協力して走りましょう。
 コースの紹介は続編でしますので、ここではとにかくコース全面同じ舗装状態で(勿論極上の舗装状態です)、当然のことながら段差もなく、マンホールの蓋もない、しかも道幅はたっぷりとあるというチャリダーにとっては夢のようなコースを楽しんでください。
 ただ、これだけは気をつけてということを書いておきます。
 斜行はだめ!
 気持ちいいのはわかりますが、自分ひとりが走っているのではないということは肝に銘じて走りましょう。突然の進路変更、斜行は言うまでもなく危険です。
 そして、サーキットにはいくつかのカーブがありますが、曲がりきれないとどうしても外に膨らんで結果的に斜行してしまいます。本番のレースでも落車事故が起こるのはコーナーが圧倒的に多いです。試走のときはいきなり全力全開でコーナーに突っ込まず、慎重なくらいで曲がれることを確認する走りがいいと思います。
 ごめんなさい。こんなことを書く僕は、本番レースの3周目でやっと膨らまずに曲がれるようになった馬鹿者です。反省してます。
 チャリダーなら、わかりますよね。せっかく加速したスピードを落としたくないし、できれば下りのコーナーで加速したい。ハンドルを切るんじゃなくて体の倒し込みで曲がるのがいいのはわかっているけど、どうもタイヤがグリップしてる感じがしない。このまま倒し込むとそのままス~っと倒れて滑っていきそうな恐怖。かと言って曲がりながらのブレーキングもまた危険。フロントをロックさせてしまえば前に吹っ飛ぶし、リアはなんどもブレてケツを振ってるのがわかる。そう言えば、講習会で曲がる方の肘をたためって今日も言われたなと思い出すものの、それでも曲がり切れなさそうで顔面がひきつってる。
 そう、それはスピードオーバーです。当たり前ですが、コーナー手前で減速しましょう。ほかの選手たちが高速で曲がっていっても仕方ないです。その人たちには曲がれる技術や機材があり、僕にはないのですから、ここは安全第一で曲がりましょう。

………つづく第9回おかやまエンデューロに出た話(2)