タイトルの通りです。
いつもの、僕の勝手な推察と思い込みと勘違い以外のなにものでもない、自業自得であります。
でも、僕と同じように、NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」を真剣には見てないけどタマにはみてるという人のなかには、勘違いしている人も多いのではないだろうか?
と、自分の迂闊さと知ったかぶりを棚に上げて、更なる決めつけで自分のミスを軽減しようなんて、まるで反省の色がないと言われても仕方ないけれど。
僕の頭の中に残っているのは、たとえば、こんなシーンだったりする。
『こぴっと、がんばれ!』
『こぴっと覚えられる』
これを、『ちょっとだけ、がんばれ』だとか、『少しは覚えられる』って解釈しても、なんら不自然ではなかった。
それよりもなによりも、この勘違いの最大の原因は、両者の語感による。
『こぴっと』という語感は、『ちょびっと』とそっくりなもんだから、ついつい、勘違いしてしまうのも無理はない(はず)。
たとえば、職場で、
『こぴっと、ホッチキス貸して』
なんてやらかしていたけれど、誰からも咎められたことはない。
勿論、僕としては、
『ちょっと、ホッチキス貸して』
という意味で、使っていたわけだ。
相手の人が、『こぴっと』の意味を知らない場合には、いかにもNHKの朝の連続テレビ小説を見てそうなおっさんが『こぴっと』なんて言葉を使えば、それが誤用だなんて思わないだろうな。
言われた相手も、『こぴっと』って、『少し』とか『ちょっと』っていう意味なんだと理解していたと思う。
これが、IT用語だったりネット用語だったり若者言葉だったとしたら、年下の相手もかなり疑いの目でもって、僕を見ただろうけれど。
というわけで、僕は、『こぴっと』を『ちょびっと』の意味と解釈した誤用を広めてしまっていたわけだ。
決して、悪意があってのことではないにしても。
というわけで、ここは、『こぴっと』反省して、今後こういった迂闊な言動がないようにつとめたいと思う。
ドラマのなかでは、こんな台詞もあるらしい。
これを知っていたら、自分の間違いに気づけたかもしれない。
『こぴっと、しろし!』
みなさんご存知のように、
『しっかり、しなさい!』
っていう意味です。
『しろ』ではなく、『しろし』というのは、厳しい命令形の『しろ』ではなく、『しなさい』という柔らかみをだしている接尾語のようです。
【まとめ】
『こぴっと』とは、甲州弁で、『しっかり』とか『ちゃんと』という意味で、決して『ちょびっと』だとか、『少し』という意味ではないので、気をつけましょう。